ピアノのお手入れについて

◆外装のお手入れ
まず表面のほこりやごみを、毛バタキや柔らかい布などで軽く払い拭き取って、次に柔らかい布に専用のワックスをつけて、ピアノの表面にのばすようして磨き上げて下さい。
汚れがあまりにひどい場合は、艶出し仕上げのピアノの場合、柔らかめの布を水もしくは薄めた中性洗剤で湿らせて拭いてもいいです。(金属部分に付かないように注意。)
この場合拭き跡が残りますので、乾いてから必ず専用のワックスで仕上げをしてください。 
しつこい油脂系の汚れの場合は、思うようにきれいになりません。… ヒント
◆鍵盤のお手入れ
通常は柔らかい布でカラ拭きして下さい。汚れがひどいときには、水を少ししみこませて堅く絞った柔らかい布で汚れを拭き取った後、乾いた柔らかい布でカラ拭きして下さい。鍵盤には外装に使った布は使用しないで下さい。また、アルコールやベンジンなどの化学薬品はひび割れの原因になりますから使用しないで下さい。当然マジック等による落書きもだめです。


ピアノの上に置く物について

◆塗装面の変色変質の原因になる物

 殺虫剤や揮発性の物(塗料、接着剤、香水他‥・)、ゴムやビニール製品(塩化ビニール加エをした表紙の本、電気コード、消しゴム他・・・) 。これらは絶対置かないで下さい。

◆雑音異音共鳴の原因になる物

 ガラスケース、貯金箱、小物入れなどはピアノの音に共鳴し、演奏の妨げになります。

◆その他

 水の入った花瓶や鉢などは絶対に置かないで下さい。
 原則としてピアノの上には何も置かないのが理想です。

◆ピアノのカバーについて

 原則としてカバーはかけないのが理想です。もしかける場合には定期的にはずして、ピアノ内部の空気を循環させたり、カバーを影干しして乾燥させて下さい。
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