除湿対策@


ピアノが湿度を嫌うのは、ご存知の事だと思います。

ピアノにとっての適湿は、約40%〜60%程度です。

ピアノの防湿用品が、販売されていますのでご紹介いたします。

まずは、皆さんご存じの除湿機

これはピアノ専用ではありませんが、部屋全体を除湿しますので、最もピアノに適していると思います。
除湿機は、機種によって除湿方法に違いがあるので、ご説明致します。



コンプレッサー方式 

空気を冷やす事によって、除湿機内部で結露させ、水分を取り除く。(タンクに貯める)
 
    長所:高温時(約25℃以上)での除湿能力に優れている。梅雨時期から夏場に向く。
     除湿量が多い。消費電力が比較的少ない。(約200W)
 
短所:低温期には除湿能力が落ちる。
            振動音が大きい。本体が大きめでやや重い。

デジカント方式(ゼオライト方式とも言う)

 水分の吸着性能に優れたゼオライト(乾燥剤)で水分を取り除く。
 ゼオライトで除湿した後、ヒータ―で温めて乾燥した空気を吐き出す。

 長所:低温期での除湿能力が高いので冬場に強い。
     軽量、コンパクト。

  短所:ヒーターを使う分消費電力が大きい。(約400W)
     発熱量が多くなり室温が上がる。

ハイブリッド方式 

コンプレッサー方式とデジカント方式を融合させたもの。
 夏場はコンプレッサー方式で除湿させ、冬場はデジカント方式で除湿する。
 
 長所:一年中除湿能力が落ちない。
 
短所:値段が高い。

※一番いいのは当然ハイブリッド式ですが、湿度が比較的気になるのは、梅雨時期から夏場にかけてなので
 衣類乾燥に使わないのであれば、コンプレッサー方式でもいいと思います。
 ただし、冬場の衣類乾燥にも使いたいのであれば、デジカント方式かハイブリッド方式がいいでしょう。

※タンクの容量は、出来るだけ大きめがいいですが、水を捨てる時に重いのでその辺を考慮してください。

除湿対策A

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