ソステヌートペダル
   
ペダルが3本のグランドピアノの場合、通常真ん中のペダルがソステヌートペダルになります。
アップライトピアノにもソステヌート機能が付いたモデルもあります。

ダンパーペダルを踏むと全部の音が伸びますが、ソステヌートペダルは特定の音だけ伸ばす事が出来ます。
通常鍵盤を下ろすとダンパーが弦から離れて、その弦をハンマーが叩いて音が出るようになっています。

そして鍵盤を戻すとダンパーが弦に戻り消音されるようになっています。
ダンパーペダルを踏むと、鍵盤の動きとは関係なくダンパーが弦から離れた状態になり、音が自然減衰するまで
あるいはダンパーペダルを戻すまで音が伸び続けます。

ソステヌートペダルの場合ペダルを踏む直前に弦からダンパーが離れていた音だけ、つまりソステヌートペダルを
踏む直前に下りていた鍵盤の音だけが、ダンパーペダルの動きとは関係なく伸びるようになっています。


    グランドピアノのアクション図です。                           ダンパーペダルを踏んだ状態です
  


   打鍵時の鍵盤とダンパーです                            ソステヌートペダルを踏んだ状態です(ソステヌートロッドが少し回転します)
  


ソステヌートペダルを踏んだまま鍵盤を元の位置に戻した図です

ダンパー機構の画像です

鍵盤を4鍵弾いて(下げて)、ソステヌートペダルを、全部踏み込んだ状態です。

左の画像で、ダンパーヘッドが、4鍵分上がっているのが分かると思います。

右の画像で、ソステヌートロッドに4鍵分のタブリップが引っかかっているのが分かると思います。

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